2025.03.14
長男は婚活に不利?!
婚活で不利とされる「長男」! これって本当⁉
かつて婚活では、「長男」は避けられる傾向がありました。
しかし現在は少子化なので、むしろ一人っ子や男女二人だけのきょうだいが多く、「長男」だらけと言っても過言ではありません。
そんな中、果たして今でも「長男」は婚活で避けられているのでしょうか?
1.かつての“長男”へのイメージ
一昔前まで主流だった婚活スタイルと言えば、「お見合い」ですよね。
当時の女性が紹介されたお相手の男性について最も気にしたことのひとつが、「長男かどうか」でした。
しかしそれは、当時の時代背景が大きく影響しています。
●義両親と同居する可能性が高いイメージ
核家族化がそこまで進んでいなかった当時は、結婚すると女性は夫の家に嫁ぐのが一般的でした。
特にお相手が「長男」だった場合、高確率で義両親と同居になることが多かったのです。
他人との同居は、それがたとえ幼馴染や親友だとしても、気疲れするもの。
お嫁さんにとって、他人である義両親との同居に、不安からマイナスイメージをもってしまう人も多かったのでしょう。
しかし、核家族化がすすんだ現在では、結婚後に義両親と同居するケースはどんどん減少しています。
事前に二人でよく話し合えあえば、そこまで心配する必要はないでしょう。
●義両親の介護の主力になるイメージ
将来的に義両親に介護が必要になると、長男の嫁に一番負担がかかるのでは、と考える人は少なくありません。
しかし現在では、義両親の介護は夫側のきょうだいで分担したり、適切な介護サービスを受けられる施設に移ってもらうなどの選択肢を選ぶケースが増えています。
●家業を継がなければならないイメージ
お相手のおうちが何らか商売をしている場合、長男の嫁になるとその手伝いはもちろん、将来的には夫婦で継ぐことを期待されるのでは、という不安ですね。
確かに代々続くような歴史ある家業や、上層部を親族で占める企業を経営しているおうちだと、継ぐことを求められるケースもあるかもしれません。
しかし、多様化する消費者のニーズに将来性を見いだせない事業は縮小傾向にあります。
たとえ代々続く家業であっても、事業内容によっては子どもには継がせる予定がない、あるいは継ぎたくないなら強制しないと考える親世代は増加傾向です。
●跡継ぎを生むよう、プレッシャーをかけられるイメージ
義両親から子どもをもつことを期待されたり、跡継ぎとして男の子を生むよう求められるのでは、という心配ですね。
一昔前の時代を舞台にしたドラマや小説では、確かにそんなシーンがよく見られました。
しかし、子どもは“授かりもの”。
特に少子化が進む現在では、子どもをもたないという選択肢も世間的にだいぶ認知されてきていますし、性別にかかわらず、子どもの誕生を純粋に喜んでくれる親御さんのほうが多いでしょう。
2.「長男」を避けるデメリット
婚活で「長男」を避けるのは、デメリットでしかありません。
なぜなら、少子化が進んだ現在、結婚適齢期の世代はもちろんのこと、現在婚活している男性の多くは「長男」だからです。
中でも、「長男」で「一人っ子」という男性が増加傾向。
そのため、結婚相手の条件を「長男以外」にしてしまうと、運命の人に出会える可能性を自分で半減させることになってしまい、とてももったいないですよ。
3.「長男」を選ぶメリット
時代の移り変わりとともに、デメリットばかりが注目されたかつての長男像は、もはや「時代遅れ」ともいえるでしょう。
●しっかりしている
「長男」にいろいろ期待をかける親世代は、今でも多いと言えます。
厳しい世間をうまく渡っていけるよう、手を尽くして育てられたことが感じられる人が多いのも、長男の特徴のひとつではないでしょうか。
下のきょうだいを見守ってきたことで培われる強い責任感や、長男ということでご両親が期待をかけ、教育費を惜しまない傾向があるので、学歴や職歴に期待できる人も多いようです。
●優しい
長男でさらに一人っ子という場合、ご両親はもちろん、親戚からも深い愛情を注がれ大切に育てられる傾向があります。
愛情深く育てられると、穏やかで優しい人柄が期待でき、きっとあなたのことを大切にしてくれるでしょう。
●子育てや相続で有利に
長男に嫁ぎ、子どもが生まれると、跡継ぎとして喜ばれることが期待できます。
子育てについて、義両親から人的そして経済的な手厚いフォローがあるかもしれませんね。
特に長男で一人っ子という男性に嫁いだ場合は、その後の相続で争う心配もなく、手続きもスムーズでしょう。
【まとめ】
少子化で、今や男性の多くは「長男」です。
かつては、義両親との同居や介護問題からデメリット面ばかりが注目されていましたが、最近では夫婦の意見を尊重するという義両親が増加傾向ですし、子どもが生まれれば跡継ぎとして大いに愛情を注いでくれるでしょう。
気になる介護の負担や家業の継承についても、二人でしっかり話し合い、きょうだいがいれば負担を分担するようにすれば、長男との結婚はメリットのほうが多いと言えるでしょう。