2023.07.24
婚活で求められる年収とは❓❗️
婚活で求められる年収とは⁉
結婚後、生活していくうえでお金はどうしても大切。
そのため、婚活の条件としてお相手の収入を重要視するのは、自然なことでしょう。
では、実際に男女でどのくらいの収入を期待されているのでしょうか。
また、期待に満たない年収だった場合はどうすればよいのかなど、ご一緒に考えていきましょう。
1. 男性に求められる年収で多いのは、400~600万
まず女性が男性に求める希望の年収を見てみましょう。
国が行った「少子化社会対策に関する意識調査」によると、20代で最も多かった回答は、「わからない」だったそうです。
社会に出て数年しか経っていないことも影響しているかもしれませんが、若い女性では、お相手の年収に特に具体的な希望は持っていない人が多いようですね。
社会に出て10年以上経つ30代女性になると、男性に求める希望年収は400~500万が最も多く、続いて500~600万だったそうです。
しかし、「わからない」という回答もまだまだ多いのも特徴です。
40代女性になると社会生活における経験値は高くなりますし、実生活でお金がいくらかかるかわかっている人もだいぶ多い年頃。
この年代では、男性に求める希望年収として500~600万を挙げる人が最も多く、次いで400~500万となったそうです。
2. 女性には年収が求められていないわけではない
一方、男性は女性に対して、年代を問わず「収入は関係ない」そして「わからない」など、具体的な数字を挙げなかった回答が全体の半分近くを占めています。
それ以外ですと、200~300万、次いで300~400万を挙げた人が多かったとのこと。
調査結果からは、男性は女性の収入をあまり重要視していないことが伺われます。
しかし男性の場合、女性については年収よりむしろ年齢の方を気にする傾向が高いです。
このように、婚活で重要視する点が男女で異なっていることは覚えておくとよいでしょう。
3. 実際の日本人の平均年収は?
ところで、実際に一般的な年収とは、どのくらいのものなのでしょうか。
国税庁が公表している「平成30年分民間給与実態統計調査」を見てみると、平均年収は男性だと545万円、女性では293万円でした。
女性が結婚の条件に挙げる希望年収で回答が多かったのは「400~500万」や「500~600万」ですから、ちゃんと平均的な金額を挙げているようにも感じられます。
しかし、これは現役世代全体の平均なので、正社員はもちろん、パートやアルバイトの人も全て含んだ中で算出した数字。
となると、実際に年収500万以上という男性は、日本にどのくらいいるものなのでしょうか。
令和元年度の調査では、社会に出たての20代ですと、年収500万円以上という方はやはり少なく、およそ11%でした。
30代前半では約28%。
30代後半でも44%で、なかなか過半数を超えてきません。
バブル以降、景気がよいとはいえない状態が長く続き、また年功序列文化が根強く、たびたび非正規雇用問題などで揺れている日本。
年収はなかなかそう簡単には上がらないものですよね。
ですので、男性はたとえ年収が500万円以下だとしても、そういう人の方が世間的には多数派なのだとぜひ自信を持っていただき、他にアピールできるポイントをつくるなどすれば、チャンスはまだまだ広がるでしょう。
女性も、紹介された男性が希望年収より低くても、ご自身がその分働いてカバーするくらいの気持ちを持てば、婚活の成功率がぐんとあがるでしょう。
4. 現在の年収が低い・高いとしても、状況が変わることもある
紹介されたお相手が希望とする年収より低かったとしても、それは現時点の話。
年齢を重ねるにつれて、今後年収が徐々に上がっていくことが期待できますし、或いは年収が低くても、不動産など何らかの資産を持っているというケースもあります。
共働き家庭も今日では珍しくありません。
家計で足りない分は、お互いが働くことによってじゅうぶん賄えるようになることでしょう。
一方、お相手の年収が高くても、将来を楽観視はできません。
年収が高い人の場合、仕事がとても忙しかったり、年齢が高かったりする傾向があります。
そうなると、家事や育児の分担があまり期待できないかもしれません。
また、将来のことは誰も予測できないもの。
お相手の高い収入に完全に依存していると、万一勤め先に何かあった場合、将来設計を大きく変更しなければならない可能性もあるでしょう。
また、自営業や個人事業主の場合は、例え年収が1千万円超えだとしても、諸々の税金や保険料など、出ていくお金もその分大きくなるので、実際の手取り金額が年収とは大きく異なる場合もあります。
最近では、女性に結婚後も働き続けてほしいと考える男性が増えてきています。
人生は長いですので、今後経済的な問題にぶつかることがないとは言えません。
常にいかなるときも互いに支え合おう、という気持ちを持って婚活に臨む方が、お相手選びの可能性は広がるでしょう。
5. 年収ではなく相性を重視する人の方が多い
実際、結婚相手の条件に高収入を挙げる人は、世間で言われているほど多いものでしょうか。
結婚相談所では、会員様が入会するときにお相手に求める条件についてヒアリングしますが、上位に上がってくるのはたいてい「暴力をしない優しい人」や「借金やギャンブルをしない人」などですね。
次いで、「価値観が合う」「金銭感覚が合う」など、人柄についての回答が多く、「高収入」を挙げた人は順位としてはだいぶ下位でした。
結婚とは、それまで赤の他人だった二人が家族になることです。
一緒にいると楽しい。安心する。
そう思えるお相手に出会えた時、その方の収入が高額かどうかはあまり関係ないものになっていることでしょう。
お相手が希望の年収に満たなくても、相性がとても合う場合は、無職や極端に低収入でもない限り、多くの方が結婚を決断されています。
なにせ結婚生活は、場合によっては人生の半分以上を占める、とても長いもの。末永く楽しい家族生活を送るには、高収入かどうかというより、相性や価値観が合うかどか、ではないでしょうか。
まとめ
結婚の条件に「高収入」を挙げる人は、実はそれほど多くはありません。
お相手の年収を気にする傾向が高いのは主に女性、とよく言われますが、国の調査結果によると若い世代ほど気にしない傾向があることが分かっています。
一方男性の場合は、女性の年収より年齢を重視する傾向があることも知っておくとよいでしょう。
とはいえ、お相手の方との結婚を後押しするものは、年収や年齢より、いかに相性がよいかではないでしょうか。